今回は【若者向けの賃貸物件に異変!ポイントとなる「スペパ」とは?】についてです。
最近、20代~30代前半の若を中心に「賃貸物件に対する意識が変化している」という話を耳にご存知ですか?
大家さんが「これは絶対に必要だろう」と考えている設備が、実は今の若者にとっては「いらない設備」になっているというのです。
~若者が意識する「スペパ」とは?~
最近の若者の多くが「コスバ=コストパフォーマンス」 や「タイバ=タイムパフォーマンス」など、「〇〇パフォ ―マンス」を非常に重視しています。
効率を強く意識した価値観が浸透しているわけです。
今注目度が高いものとして「スペパ=スペースパフォーマンス」 があります。
賃貸物件の家賃が高騰しているなかで、限られた予算内に収めようとすると部屋の広きをあきらめざるを得ません。
「部屋が狭いのは仕方がないけれど、代わりに色々なものを効率化して、限られた空間を最大限に活用したい」という価値観が生まれているようなのです。
具体的には、浴槽です。

一般的に「トイレと浴室は別でなければダメ」という固定観念が根強いと聞きます。
しかし、今の若者は浴槽に入る機会がほとんどない人も多く「シャワーだけで十分」と考える傾向が強いそうです。
「浴槽はいらないからシャワールームを充実させて欲しい」というニーズが増えています。
又、「週に一度自炊するかどうか」というライフスタイルが主流の若者の場合は、「ガスコンロも必要ない」という声が多くあります。

最近は便利な調理器具も増えており、「ホットクック」は、 材料を入れるだけで調理ができて凄く便利です。
材料と調味料を入れスイッチを押すだけでカレーや煮物、さらにご飯まで炊けるので生活の中心アイテムになり得るのです。
このような調理器具を活用し、料理をまとめて作り冷凍しておけば、毎日調理する必要もなくガスコンロの掃除の手間も省けます。
更には、換気扇の手入れも必要ありませんし、火の扱いにも気を遣わずに済みます。
一昔前ではマストだったものが、既ににマストではなくなってきているわけです。
若者がターゲットの物件を運営している大家さんにとっては、チャンスです。
理由はガスコンロや浴槽など、若者にとって絶対に必要ではない設備を省き、別の方法でバリューアップが可能だからです。
今後の単身者向けの物件は、「若い世代のニーズに応えられること」がポイントになると思います。
大切なのは、古くなった設備を単に新しくするのではなく、「そもそも本当に必要か」という視点を持ち、見直すことが賃貸経営では重要になりそうです。
愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。
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