【天井クロスにひび割れが起こる原因。注意が必要な見分け方】

明けましておめでとうございます。


本年もよろしくお願いします。


先日、相談をいただきました。


「新築にもかかわらず、天井クロスにひび割れが見つかりました。大丈夫でしょうか?」


今回は【天井クロスにひび割れが起こる原因。注意が必要な見分け方】についてです。


なぜ新築住宅で天井クロスがひび割れてしまうのでしょうか?


代表的なひび割れの原因をご紹介します。



~木材の伸縮によるひび割れ~


天井の下地には、一般的に木材が用いられています。


木材は温度や湿度の変化によって伸び縮みする性質がありますが、天井に用いられているクロスは製品によって伸縮性が高くないものもあるため、伸縮性の違いによって天井クロスがひび割れてしまうのです。


特に新築住宅では、木材に含まれる湿気が多い状態である可能性が高いので、このような症状が出やすいとされています。



~クロスの伸縮~


クロスの原材料には、紙や樹脂などが用いられているので、湿度によってある程度伸縮します。


そのため、施工の際にクロスに湿気が含まれていると、乾燥するにしたがってクロスが縮み、クロスの端に隙間ができてしまうのです。



乾燥による伸縮が原因で起こるクロスのひび割れや隙間は表面的な問題なので、即座に対処する必要はありません。


しかし、ひび割れの原因によっては建物そのものの構造が原因となって発生している可能性があるので、早急な対処が必要です。


では、どのようなひび割れや隙間がある場合に、早急な対処が必要なのか紹介します。



注意:天井クロスが大きく裂けている


クロスの繋ぎ目に約1mm以下の隙間がある、クロスに細い線のようなひび割れがある場合は伸縮が原因として考えられるため、それほど緊急性は高くありません。


しかし、クロスの隙間が約1cmを超えるような場合や、クロスが大きく裂けてしまっている場合は注意が必要です。



対処方法:施工業者に修繕を依頼する


一般的に、住宅を新築するとクロスには2年の保証がつけられています。


そのため、クロスにひび割れや隙間が空いた場合には、この保証を用いて修理を行うことが可能です。


まず建物を建築した業者に連絡し、天井クロスが破損した根本的な原因を調査してもらうようにしましょう。


もし、大きな破損が見られるにもかかわらず、天井材の交換やクロスの貼り替えのみの対処しか行われなかった場合には、第三者の建築士に依頼し、建物の構造調査を行ってもらうことをおススメします。


建物の構造や建築方法に問題があってひび割れが発生した場合、クロスや天井材を交換しただけではまたすぐにクロスの破損が起こる可能性が高いことが理由です。


また、構造上の問題や地盤沈下による建物の歪みが破損の原因だった場合、場当たり的な対処では地震発生時に想定している強度を発揮できず、建物が倒壊してしまうことも考えられます。


たかがクロスと軽く考えず、大きな破損が見られた場合には建物全体の状態を調査するようにしましょう。



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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