今回は【住宅リフォームで後悔しない為に。押さえておきたい3つのポイント】についてです。
●住宅リフォーム失敗事例で必ずベスト10に入るもの
間取りを十分に考えたつもりでも、いざ住んでみると「ここは失敗」「ここはこうすればよかった」など、後でいろいろ不満なところに気がつきます。
失敗事例はそれぞれ各個人によって違うのですが、必ずといっていいほどベスト10に入る事例が「スイッチ・コンセントの位置と数」です。
近年は、ドアよりも引戸が多く使われるようになり、スイッチやコンセントを付ける位置を引戸の近くに設けることができず、離れてしまうこともあります。
図面で間取りを考えている時は、スイッチやコンセントの位置まで気がまわりません。
どうしても問取りを優先しますので、現場が着工してから気が付くことが多いのです。
必要な場所に必要な数のコンセントがない場合、使い勝手は悪くなり不満の種になります。
生活状況をよく想像して反映していくことが重要です。
コンセントの数の目安としては、床面積40坪で、35~40個ぐらいとするとよいでしょう。
~場所とコンセントの数の目安~
・玄関 1個
掃除機、季節の飾り物、趣味の物など
・廊下 2個
掃除機、足元灯など
・リビング 6個
テレビ、DVD、オーディオ、パソコン、関連機器(モニター、 プリンター)、多機能コードレス電話機、FAX、電気力一ペット、電気ストーブ、掃除機、順風機、空気清浄 電気スタンドなど
・ダイニング 4個
ホットプレート、卓上型電磁調理器、ホームベーカリー など
・キッチン 6個 (1つは200W)
冷蔵庫、電気ポット、コーヒーメーカー、オープン電子レンジ、オーブントースター、ミキサー、 生ごみ処理機など
・個室 4個
電気スタンド、充電器、電気毛布、加温器 、セラミックヒーター、アイロン、掃除機など
・洗面・脱衣室 2個
洗濯機、洗濯乾燥機、ヘアドライヤー、電気歯ブラシ、掃除機など
・トイレ 1個
暖房便座など
外まわり 2個
給湯器、ガレージ掃除用、充電用など
●家庭内事故死は年間で12,000人以上!?
日本の家庭内事故死は年間12,000人以上と言われています。
交通事故死が7200人ぐらいですから、とても多いことに驚かれると思います。
事故が集中的に起こる場所は、浴槽と階段です。
浴槽での死亡は、高齢者によるヒートショックと幼児の溺死が多いのですが、階段は誰もが注意しなければならないところです。
階段からの転落が原因で死亡する人は、年間で500人前後です。
死に至らないまでも後遺症で苦しんでいる人はもっとたくさんいます。
近年、階段をリビング内に設け、その家の象徴となるような劇的な空間として階段をリフォームする住まいも見受けられます。
もちろん魅力的で素敵ではありますが、階段はとても事故の起きやすい場所であるという認識のもとで、しっかりと安全な配慮を心がけておくことです。
たとえば直階段(上階から下階まで一直線に結ばれている階段)であれば 中間に踊り場を設け、手すりの長さは階段が始まる30cm手前ぐらいまで伸ばしておく、さらには夜間の利用も考えて足元が見えるフットライトなどを付けておくことなどです。
● 材料は適材適所で使い分ける
建築物で使われる材料には、材料の性質の中から特性を引き出し、それぞれの優劣を比較し、用途に応じて使い分けをしていきます。
例えば、風雨にさらされるところには、耐久性があってあまりメンテナンスを必要としない材料。
一方、安らぐ空間には、手間をかけながら美しく古びていく材料などです。
つまり適材適所ということです。
適材適所とは、南面で育った木は家の南側に使って、北の斜面で育った木は北側で使うということです。
北の斜面で育った木は日当りが悪く成長が遅い分、年輪の目が詰まっていて、とても美しく耐久性や耐湿性があります。
もちろん材種にもよります。
一般に家の北側は日当りが悪く、トイレや洗面室、浴室などが配置され、耐湿性が求められるところです。
リフォームをする際、材料の決定にあたっては機能性やコストなどさまざまな検討をしなければなりません。
その際、経年美と適材適所という視点も持ち合せて選ぶことで、愛着のある空間になっていきます。
愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。
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