明日は大晦日。
本年もお世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
今回は【リフォームで後悔しないために。工事前に知っておくと良い事】についてです。
● リフォームは重ね着の発想で
住宅のリフォームは部分的な修繕から設備のメンテナンスまでと幅広いので、使われる場所によっては手入れの仕方や修繕に対する取り組み方は当然違ってきます。
部分的な修繕は、どちらかといえば症状に合わせた手当のようなものです。
一方、住宅全体のリフォームとなれば、20年30年と暮らしますので、長さに応じたリフォームを心がけなければなりません。
それには「重ね着の発想で」リフォーム工事をしていくということです。
つまり劣化した材料の上に新たな材料を重ねていくという考え方です。
そうすることで廃材の排出を少なくし、剥がす手間代を削減することができます。
たとえば既存の床にクッションフロアが使われているのであれば、剥がさないでその上から重ね貼りをします。
また、内壁がビニールクロスであれば1回目のリフォーム時は塗装をして、2回目はその上からビニールクロスを貼れば25年くらいは十分美しさを保ってくれるでしょう。
日本の建設現場から出る廃材の排出量は年間約7,300万トンともいわれています。
一般ごみの量は約4300万トンです。
いかに建築廃材が多いかがわかると思います。
これからの社会は業種を問わず一人ひとりが廃棄物の削減とリユースの意識をもって限りある資源を大切にしていかなければなりません。
● 少しの予算オーバーは大丈夫?
リフォームの予算は新築と違って、一体どれくらいの費用が掛かるのか、把握しづらいところがあります。
リフォーム工事は家の築年数、工事箇所、施工範囲、設備機器、建材のグレードなどによって費用は大きく変わります。
マンションであればある程度の予算はつかめるのですが、一戸建てはどうしても外壁・屋根などリフォーム範囲が広く、足場などの仮設工事もかかるので、予算が読めないところがあります。
参考にリフォームに関する費用データを調べてみると、一戸建ての平均価格は650万円~700万円、マンションは500万円~550万円です。
近年は一戸建ての改修も、1500万円~2,000万円と大規模なリフォームをして、長く住むという人も多くなってきているようです。
一般にリフォーム工事は当初の予算を上まわる傾向にあります。
そのおもな理由は、リフォーム箇所を増やしたり、使用する設備機器のグレードを上げていることによるものです。
さらに工事が始まると、図面ではわからなかったことが、現場をみて変更したほうがよくなるとあらためて理解し、費用のアップを納得の上で追加変更をすることもあります。
少しの予算オーバーであっても、メンテナンス性がよく長持ちするものであれば、多少工事が遅れたとしても、後になって後悔することを防げます。
●外まわりで注意すること
リフォーム計画はつい室内側に目が行きがちですが、室内を快適に維持するには外からのさまざまな設備機器がなければ成り立ちません。
どんなものが外まわりに設置されているかを確認することです。
・地中または地上にあるもの
給水管、污水管、雑排水管、ガス管、汚水枡、雨水枡、止水栓、量水容、散水栓、境界杭 等
・壁際または壁にあるもの
ガスメーター、電力計、エコキュート、給湯器、エアコン室外機、雨水管、立水栓、外部コンセント、防犯ライト、換気扇、給気口、排気口、エアコンダクト、電気支線、電話線、引込ポール 等
このように多くの設備機器や配管があることがわかります。
例えば親との同居リフォーム工事で水まわりが増えた場合、水道の引き込み管の口径は水圧に問題がないか、また電気容量は十分かなどを検討する必要があります。
さらに増築するのであれば、管、枡、機器の移動に伴って隣家への迷惑も考慮しておかなければなりません。
メンテナンススペースの確保も見落としがちになりますので工事業者に確認することをおすすめします。
愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。
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