【毎日使うトイレのリフォーム。おさえておくべきポイント】

今回は【毎日使うトイレのリフォーム。おさえておくべきポイント】についてです。


トイレは、生活する上で必要不可欠な場所であり、バリアフリー・リフォームの希望が多い場所です。


加齢に伴い、立ち座り動作が困難になるため、和式便器から洋式便器への交換は最低限必要です。


また、冬場の夜間時のトイレ内の温度は相当に低くなります。


ヒートショックなどの原因となる急激な温度変化を避けるために、トイレ全体が暖められるような暖房機器やパネルヒーターのような輻射式暖房機などの導入を検討することをおススメします。



●トイレへの動線検討



高齢者は、トイレの使用頻度が高くなるため、寝室とトイレの距離をできるだけ短くすることが重要です。


トイレと寝室を隣接させたり、寝室から直接トイレに行けるように、2WAYトイレ (2方向から出入りできるトイレ)が良いでしょう。



●トイレ内のスペース



トイレ内のスペースは、歩行可能でかつ排泄動作が自立している場合は、有効開口750mm×奥行1200mm程度で問題ありません。


さらに、奥行き有効寸法が1550mm程度あれば、立ち座り動作がゆったり行えます。


介護が必要な場合は、便器側方や前方に幅500mm以上の介護スペースを確保して、有効間口1350mm×奥行1350mm程度のスペースが必要になります。


自走用車いすの場合は、前方、側方、横方向アプロ―チなどの車いすのアプローチ方法と移乗動作に適した便器配置と出入り口の位置により、必要なスペースが決まります。



●手すりの位置



便器での立ち座り用に用いる手すりは、立ち座り用の縦手すり、座位保持用の横手すり、これらの機能を合わせたL型手すりがあります。


立ち上がり時の体重を持ち上げる動作はもっとも負担がかかるため、座る動作よりも便器から立ち上がる動作を中心に考え、利き手側となる壁面に手すりを取り付けるようにします。


ペーパーホルダーは、便座先端部分よりも100mm~150mm程度前方で、高さは便器に腰をかけた状態で肘の高さ(便座面から250mm~300mm程度上方)が一般的ですが、手すりの位置が干渉する場合は、手すりの取り付け位置を優先し、ペーパーホルダーは手すりを使用したときに妨げにならない位置に移動します。



以上のことをふまえて、毎日使うトイレを快適な空間にリフォームしましょう!




愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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