【使わない空間も有効に!2部屋を1部屋にするリフォーム】

今回は【使わない空間も有効に!2部屋を1部屋にするリフォーム】についてです。


お子さんが成人になって家を出ていくことで子供部屋が物置部屋になっていることはありませんか?


マンションのリフォームで比較的要望が多いリフォームとして、広いリビングを確保するために間仕切りを撤去したり、2部屋を1部屋にしたりする工事があります。


こうしたリフォームのポイントをご紹介します。



●壁


マンションによっては、壁式コンクリート構造で間仕切りが構造体となっていて撤去できない場合もあります。


事前に撤去したい壁の構造を確認する必要があります。


和室と洋室の2部屋を1部屋にするリフォームは、間仕切りを撤去すると、隣接する部屋の梁や躯体面の壁に不陸が生じるため、不陸調整の予算や施工方法も考慮することがポイントです。


2部屋の壁や天井の縁を切る (2つの部材同士が互いに影響を与え合わないような細工)のも1つの方法です。


また、撤去する壁内に、ガス管やインターホンの配線などがある場合もあるので、事前に移設が必要です。



●床


和室の畳を撤去し他の床材へ変更しようとすると、畳の下地に段差や不陸がある場合があります。


段差調整の下地を組んだり、不陸をモルタルで調整する必要があります。



●天井


壁と同様に、天井の仕上げレベルの調整が必要になる場合があります。


2部屋を1部屋へのリフォームでは天井照明の位置の変更が伴うので、既存天井が直仕上げの場合は、二重天井にしてその懐で配線を行う必要あります。


二重天井にする場合は、天井の高さが低くなるため、天井の高さにある程度の余裕があればよいのですが、天井の高さを確保して照明の位置を替えたい場合は、ペンダントサポーターや配線ダクト(ライティングレール)などがあります。



●設備


リフォーム後のレイアウトに合わせて、照明のスイッチやコンセントの位置を移動します。


ただし、躯体側の壁が直仕上げの場合は、そのままでは移動できないため壁をふかす必要があります。


その分部屋は狭くなります。


また、リフォームで空間が広がるため、冷暖房の負荷も大きくなります。


空間に見合った冷暖房機器の選定及び、効率のよい配置の検討が必要です。



~2部屋を1部屋にした実例~

壁、天井のレベルが合わず、不陸が生じた為、下地をすべて撤去してやり直すことも考えたが、予算の問題もあり、不可能だった。


そこで袖壁(幅の狭い壁)と下がり天井を付けて縁を切り、レベルが合わないままでも一体感が出るようにしている。



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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