【屋根リフォームの方法とメリットとデメリット】

今回は【屋根リフォームの方法とメリットとデメリット】についてです。


屋根が劣化して色あせ、浮きや割れが目立ってきたらリフォームの検討が必要です。


おもな方法は「塗り替え」「重ね葺き」「葺き替え」の3つです。



塗り替え


化粧スレートやガルバリウム鋼板、セメント瓦などの塗装製品は色あせするため、塗り替えが必要になります。


粘土瓦は塗装製品ではないので色落ちはしません。


屋根材および劣化の程度に応じて塗布する塗材の種類が変わります。


近年、遮熱・断熱系塗料によるリフォームも増えています。


塗り替えは、既存の屋根を高圧洗浄してから、下塗りと仕上げ塗りを行います。


廃材が出ないため、費用的にも一番安くすむ方法です。



重ね葺き(カバー工法)


カバー工法とも呼ばれ、劣化した既存の屋根の上に新しい屋根材を被せる方法です。


屋根材の大部分に劣化が認められるものの、屋根の下葺き材(防水材など)や下地(垂木や野地板など)までは傷んでいないような場合、軽量の屋根材(化粧スレートやガルバリウム鋼板など)を既存の屋根に重ねて仕上げます。


重ね葺きも廃材は出ないため、撤去処分費が発生しませんが、材料費が塗り替えよりも多くかかります。



葺き替え


既存の屋根材を撤去して、別の屋根材で葺き替える方法です。


屋根材の劣化のみならず、下葺き材(防水材など)や下地(垂木や野地板など)まで傷んでいる場合や、地震対策などで重い屋根から軽い屋根材にしたい場合に向いています。


費用的にはもっとも高くなりますが、屋根材を自由に選ぶことができます。



◎災害が原因で屋根をリフォームするなら、火災保険で修理する方法もあります


火災保険には、火災被害に対しての基本補償の他に、風災・雪災・ひょう災補償というものがあります。


加入している火災保険の内容を確認する必要がありますが、風災補償は基本補償とセットになっていることが多いです。


風災補償とは、突風・強風・木枯らし・春一番・旋風などの強い風(最大瞬間風速20m/秒以上)による災害により建物が被害に遭った場合にその被害金額を補償するというものです。



~まとめ~


・塗り替え


既存屋根を塗装します。


〇リフォームの初期費用は安価になる。


〇屋根材自体が劣化している場合、塗り替えができない。


〇長い目で見ると割高。



・重ね葺き(カバー工法)


既存屋根に重ねて、新しい屋根材を施工します。


〇廃材が少なく、省エネに貢献できる。


〇遮音効果も期待できる。


〇凸凹の大きい屋根には施工できない。



・葺き替え


既存屋根を撤去し、新しい屋根材を施工します。


〇新築同様の見栄え。


〇外観のイメージチェンジが可能。


〇屋根内部の点検ができる。


〇材料によって軽量化が可能。


〇既存屋根の撤去・処分費が発生。




愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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