【水回りリフォームの注意点】

今回は【水回りリフォームの注意点】についてです。


給排水管やガス管、排気ダクト※1等、さまざまな設備がからむ水回りは、間取り変更で大きく移動させると費用がかかります。


マンションの場合、PS (パイプスペース※1) につながる排水管には排水勾配※2がついていますが、キッチンや洗面室などの位置を変えると、PSまでの距離が長くなるケースがあり、その場合、床を上げるなどの工事が増え、排気ダクトも延ばす必要があります。


一方、水回り同士の位置交換なら、既存の給排水管を利用できるので、コストを最小限に抑えられます。


築20年以上の古いマンションは、給排水管の劣化も心配です。


リフォーム時は状態が悪くなくても、いつかは交換が必要になるので、同じタイミングで点検や交換工事を済ませましょう。



~住みながらのリフォームは費用がかさむ~


今の住まいをリフォームする場合、水回り設備の交換やクロスの張りかえだけなら1~2日で済みます。


一方、全面リフォームの場合、生活スペースを確保しながらの工事は、頻繁に物の移動があり、工期を長めにとる必要からリフォーム費用もアップします。


さらに、水回りが使えない期間の外食代や銭湯代なども考えると、仮住まい※4費用がかからないとはいえ、意外と出費がかさみます。


※1 排気ダクト



ダクトは建物内に設置する空気の通り道。


キッチンの換気と屋外の排気口を結び、室内の汚れた空気を外部に排出するものを排気ダクトといいます。



※2 パイプスペース



マンションにある給水管や排水管、ガス警などの配管スペースのこと。


トイレの汚水は別に排水するため、1つの住戸に2カ所以上設置されるのが一般的です。



※3 排水勾配


汚水を排水するためにつけるゆるい傾斜のこと。


床面や雨どい、下水道管などに用いられる。


排水管の径や勾配は基準によって決められています。



※4 仮住まい



自宅のリフォームや建てかえの間、一時的に住む家のこと。


短期間とはいえ、家賃のほかに敷金、礼金、仲介手数料などが必要となる場合があります。




愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


東海三県のリフォームはLINK・DECOにお任せください。