【後悔しないための中古マンション物件のチェック項目】

今回は【後悔しないための中古マンション物件のチェック項目】についてです。


代表的なマンションの工法にはラーメン構造と壁式構造があり、それぞれにリフォームの自由度が異なります。


中高層マンションに多いラーメン構造は、柱と梁で建物を支える構造で、間仕切り壁をすべてとり除いたスケルトンリフォームも可能です。


一方、低層マンションに多い壁式構造は、壁と床などの面で建物を支えるので、住戸内に撤去できない壁があることもあります。


イメージどおりの間取りが実現できるかを事前にチェックしましょう。


又、暮らしに必要な設備を不自由なく使えるようにするには、電気やガス給湯器の容量を確保することが必要です。


築年数のたったマンションでは容量が小さいケースも多いので、容量アップが可能かも事前に確認することが重要です。



~後悔しないための中古マンション物件のチェック項目~


□ 建物構造はラーメン構造か? 壁式構造か?


・ラーメン構造



柱と梁を組んで建物を支える構造。


室内の壁は、ほぼ移動可能で、リフォームの自由度も高いです。



・壁式構造



壁や床など面で建物を支える構造。


構造上、壁が撤去できず、プラン変更に制約があることもあります。



□ 電気の容量はどれくらいか?



古い物件では30アンペアというところもあります。


食洗機やIH調理器、パソコンなど電化製品を多く使う場合、50~60アンペアに契約アップをしましょう。


最大で何アンペアまで契約できるかを確認することをおススメします。



□ エアコン用の穴はどこにあるか?



エアコン設置には、壁に専用の穴と室外機を置くスペースが必要です。


外廊下側に新設する場合、構造体に穴をあける工事が許可されるのはまれで、バルコニー側から配管することが多いです。



□ ガス給湯器の容量は? 最新のものに交換できるか?



キッチンと浴室で同時にお湯を使う場合、最低でも20号以上。


ガス給湯式の床暖房を設置するなら24号は必要です。


給湯器の能力アップや、追い焚き機能つきの最新式給湯器に交換できるかを確認しましょう。



□ 配管や換気扇の状態は?水回りの移動はどこまで可能か?



通常、排水管は床下を通っています。


このスペースが広いほど移動しやすいといえます。


古いマンションでは階下の天井裏に排水管が通っていることもあり、この場合は移動が難しいケースもあります。


しかし、排水勾配を確保できる範囲なら水回りの移動は可能です。


換気扇につながる排気ダクトの移動範囲も確認をしましょう。


排水音の問題から管理規約で水回りの移動制限をしているマンションもありますので確認しましょう。



~アドバイス~


物件の下見には、リフォームの設計担当者と行くことをおススメします。


理由は、不動産としてはおすすめの物件でも、リフォームには適さなかったり、思い描くプランができないこともあるからです。


特に戸建ての場合、建物の老朽具合を見極めることが重要です。


表面的にはきれいに見えても、構造内部や基礎など隠れた部分が傷んでいると、大がかりな補強・修繕工事が必要となります。


この場合、予想外に費用がかさみます。


素人目にはなかなか判断が難しいので、建築家など設計担当者に確認してもらうのが理想です。




愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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