【家中を快適に。窓の結露や室内の湿気対策】

今回は【家中を快適に。窓の結露や室内の湿気対策】についてです。


家の中と外の温度差によって起こる結露を防ぐには、断熱と換気が重要です。


気密性の高いマンションでは特に空気が滞りやすいので、家じゅうの空気が常に流れている状態をつくることがポイント。


それには24時間換気システム※1が効果的です。


2003年以降、建築基準法※2で、すべての新築住宅に設置が義務づけられましたが、それ以前に建てられた住宅では設置されていないこともあります。


24時間換気システムの取り付けには配管用の穴が必要になる為、リフォームで設置できるか確認をする必要があります。


また、暖かい空気は上昇して屋根裏や天井付近にたまります。


換気扇やシーリングファン※3を設置して、空気を対流させると室温が均一になり、冷暖房効率も上がります。


湿気がこもりがちな床下にも風の流れをつくりましょう。

※1【24時間換気システム】


家の中の空気が循環するように計画的な換気を行うシステムのことです。


2003年7月以降、すべての建造物に設置することが原則として義務づけられています。



※2【建築基準法】


安全で快適に暮らせるよう、土地や建物の設備や構造、用途に対して最低基準を定めた法律です。


1950年に制定され、最近では2019年に一部改正、施行されました。



※3【シーリングファン】


天井にとりつける扇風機。


空気を撹拌して室温のムラをなくします。


吹き抜けなど天井の高い部屋につけると効果が高い。


照明と一体になったものもあります。



アドバイス1


換気システムの設置が難しい場合の対処方法


古いマンションなどで、もともと換気システムが設置されていないと配管用の穴がなく、24時間換気システムが設置できないこともあります。


その場合はキッチンのレンジフードを24時間換気機能つきにして、家じゅうの空気がレンジフードを中心に流れるよう、部屋の間仕切りやドアに換気用の穴を設ける方法があります。


アドバイス2


シーリングファンは冬こそ積極的に使いましょう。


シーリングファンは夏に使うイメージがありますが、じつは冬にも効果を発揮します。


上昇気流と下降気流という風の向きを変えられるタイプがあり、冬は下向き、夏は上向きに切りかえて季節に応じて空気の流れをつくれます。


冬は天井付近にたまった暖気を下に向けて送り込むので、吹き抜けの寒さを軽減。


暖房の温度設定を低めにできるので省エネにもなります。



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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