【年間交通事故で死亡する人よりも多い。入浴中の事故「ヒートショック」対策】

今回は【年間交通事故で死亡する人よりも多い。入浴中の事故「ヒートショック」対策】についてです。


9月下旬を迎え、朝、晩は肌寒く感じる季節になりましたね。


以前にもブログで紹介しましたが、お家で突然起こる「ヒートショック」に用心しましょう!


~ヒートショックとは?~



ヒートショックとは暖かい場所から寒い場所で移動した場合にその温度変化によって血圧が大きく変化し、脳や心臓へ十分な血液が流れなくなる健康障害で、心筋梗塞や脳梗塞、不整脈、失神などを引き起こし生命にかかわる事故につながる危険性があります。


ヒートショックはご高齢の方だけではなく、誰にでも起こる可能性があるので若い方でも注意が必要です。


実は、入浴中の事故死者は年間1万9千人いるとされ(H25厚生労働省の調査による)、その多くがヒートショックによるものだと言われています。これは交通事故で死亡する人よりもはるかに多い数字なんです。


暖かいリビングから寒い浴室に行くことで血圧が急激に上昇して、その後熱いお湯につかることで今度は血圧が急激に下がってしまうのです。


この血圧の乱高下がヒートショックへとつながってしまうのです。


お風呂は心も身体もほぐれてリラックスできる場所のはずなのに、こんな事故につながってしまう危険性があるなんて怖いですね。



~ヒートショックを起こさないためには~



ヒートショックを起こさないためには、家の中の温度変化をなくすこと、血圧が大きく変化しないようにする必要があります。


具体的な対策としては、以下の5つが挙げられます。


(1)入浴前に脱衣室や浴室内を暖める

(2)お湯は41℃以下、浴槽につかる時間は10分以内にする

(3)湯舟から上がる時はゆっくりと立ち上がる

(4)食後すぐや飲酒後の入浴、睡眠薬や精神安定剤服用後の入浴は避ける

(5)入浴する際には同居者に、入浴時間や物音がするかなど様子を気にかけてもらう


(2)から(5)については、本人やご家族の心掛け次第ですが、(1)の暖かい入浴環境づくりについてはお手伝いができそうです。



~リフォームであったかバスタイムに~



リフォームでお風呂を暖かくする方法は2通りあります。


1.浴室そのものの断熱効果を上げて、浴室を冷やさないようにする方法


  壁や床、天井に断熱材が入ったユニットバスに取り替えたり、窓を二重窓にすることで、外からの冷気を伝えにくく、内の熱を逃しにくくします。


2.浴室を暖かくする機能を持つ設備を取り入れる方法


  最新のユニットバスは浴室を暖かくする機能が充実しています。


  浴室暖房機をはじめ、冷たさを感じにくく踏み心地の柔らかな床や床暖房を採用したり。最新機能としては、足元からミスト温風やシャワーが出てきて床や足を暖めてくれるものもあります。



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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