【開口部の断熱検討】 

今回は【開口部の断熱検討】についてです。


外部環境が1年を通じて変化する日本のにおいて、快適な住環境をどうやって実現するかが重要です。


特に検討しておくとよい項目として開口部の断熱があります。


外壁は内部に断熱材を施工することで断熱性能はかなり向上していますが、一般的に開口部の断熱性能はまだ十分ではないところが多いです。


築5年以上の住宅においては、高性能な断熱サッシや樹脂サッシが使用されているケースは少ないからです。


そのため、に室内に入る熱の7割に室内から逃げる熱の6割近くはいずれも開口部が原因といわれています。


このことから、開口部における断熱が非常に重要であることがいえます。


方法として、既存サッシの内側にもう1つ別のサッシ(樹脂サッシ)を取り付ける、内付けサッシ工法がよく使われます。


これは既存と新設サッシの間に空気層を設けることで、熱を伝わりにくくします


また外部からのヒートブリッジ※を防止することで、ガラス面の結露を防止する効果もあります。


特にマンションでは、共用部に面するサッシは共有物で取り替えができないため、内付けサッシ工法がお勧めです。


又、既存サッシを利用して断熱性能の高いガラス(複層ガラス・真空ガラス)に交換し、開口部の断熱を向上させる方法もあります。


ただし、ガラスが厚くなるため、既存サッシにアタッチメントを取り付けて適正なガラス溝を確保する必要があります。


それから、2枚分のガラスの重量により、開閉の感覚が変わるので注意しましょう!


簡易な方法としては、ガラスに直接断熱フィルムを張る方法や断熱塗料を塗る方法もあります。


ご相談下さい。


※ヒートブリッジ・・・断熱材が入っていない部分、すなわち柱や梁が外部の熱を内部に伝える現象をいいます。



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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