【階段の崩落事故から考える。賃貸物件の大家さんが負う責任とは】

今回は【階段の崩落事故から考える。賃貸物件の大家さんが負う責任とは】についてです。


少し前に東京都八王子市にあるアパートの階段が崩落して住民が転落して死亡した痛ましい事故がありました。


この物件は築8年の築浅の物件ということで、建設会社の施工に問題がなかったか警察の捜査が入りましたが、業者は自己破産を申請して逃げようとしています。


しかし、この物件は建築の完了検査も受けていたそうで、合法的に作られたようです。


では、事故の責任は誰にあるのでしょうか?


実は建設会社だけでなく、大家さんが責任を取る必要が生じるかもしれないのです。


理由は、身近な法律でもある民法に「土地工作物責任」というのがあり、建物に問題があった場合は「所有者が損害を賠償する義務」が生じるからです。


施工の問題で事故が起きたのであれば、建設会社へ損害賠償請求を行うことができますが、業者と経営者が自己破産すれば、大家さんに過失がなくても、「無過失責任」といって、大なり小なり責任を問われる可能性があります。


だからこそ、物件の不具合は絶対に放置してはいけません。


最近は、鉄骨階段の崩落事故が多くなっていますから。鉄部のさび落としや再塗装などについて、チェックするようにしましょう。



他にもコンクリートの庇が崩落して通行人が怪我をした事故や、壁のタイルが剥がれ落ちて怪我をしたケースなどもあります。


基本的に鉄部の再塗装は5~10年に一度は行うべきですし、外壁や庇の点検も10~15年に一度は実施しましょう。



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


東海三県のリフォームはLINK・DECOにお任せください。