【外壁塗装を軽く見てはいけない。重要な役割】

今回は【外壁塗装を軽く見てはいけない。重要な役割】についてです。


まず塗料の機能について話します。


塗料の機能にはまず、防水機能が挙げられます。


外壁や屋根をきちんと塗装することにより防水性が高まり、この機能によって雨水や湿気を防ぐことができます。


そのため、塗装が剥げたり、経年劣化で塗装の防水機能が低下すると、外壁材の劣化から始まり、雨漏りや雨によるシミができる原因になります。


もう1つは、遮熱・断熱機能です。


外壁や屋根は直射日光と外気にさらされるため、夏は暑さ、冬は寒さが室内温度に影響します。


この影響を抑えるのが塗料の遮熱・断熱機能です。


室内の温度が安定することで快適さが増しますし、エアコンや暖房の使用頻度を抑えることにもつながります。


つまり、快適に暮らせるのは「塗装が家を保護しているから」といえます。


では、塗装の劣化を放置しておくとどうなるのでしょうか。



簡単にいえば、外壁塗装の3つの目的がすべて果たしづらくなります。


つまり、美観、躯体の保護、機能がすべて低下しやすくなるということです。


美観の低下とは、要するに見栄えが悪くなるということです。


オーナーとしても気分が良くないでしょうし、ご近所や友人、知人からの印象も悪くなるでしょう。


また、コケやカビも発生しやすくなり、建物の外観が悪くなるほか、悪臭の原因になります。コケやカビの水分によって塗料が劣化したり、塗料が剥がれて家の保護効果が下がり、寿命が短くなる可能性もあります。


躯体を保護する効果や機能が低下すると、家は老化し、安全に暮らせなくなります。


例えば、外壁塗装は築年数が経つにつれてツヤがなくなっていきます。


これは塗料が水をはじく力が弱くなっていることの表れで、塗料の防水機能が低下し、家を保護する力が弱まっています。


防水機能が弱まると、壁に雨水が入りやすくなり、壁材が歪み、ひび割れします。ひび割れすることによって雨水がさらに侵入しやすくなり、雨漏りを起こします。


雨漏りは屋根が原因と思われがちですが、壁からの雨水も原因になります。


壁の内側に雨水が入り込み、その水が室内に滲み出てくるのです。


壁が原因の雨漏りは小さなひび割れが原因になっていることがあり、見た目では気づきにくいのが特徴です。


雨漏りといえば屋根という先入観があり、ひび割れを見落とすことによって雨漏りが深刻化する可能性もあります。


雨漏りが進行すると、家の躯体が腐りやすくなります。


湿気を含む材木はシロアリを呼ぶ原因になりますし、雨漏りの水が漏電を引き起こし、火災の原因になることもあります。


このことからも分かるように、日々、安全に暮らせるのは外壁や屋根の塗装が家を保護しているからなのです。


ちなみに、雨水だけでなく、紫外線もひび割れの原因になります。


塗料で外壁材や屋根材を守っているうちは大丈夫ですが、塗料が剥げたり、経年劣化で塗料の機能が低下することによってひび割れする可能性が高くなり、そこが雨漏り、躯体の腐食、シロアリ、火災などの原因になります。


愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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