【手軽にできて効果が期待できる。断熱リフォームとは】

今回は【手軽にできて効果が期待できる。断熱リフォームとは】についてです。


冬は寒く、夏は暑いという住まいの原因は主に断熱不足です。


最近の新築住宅は断熱性が向上していますが、古い住宅は、無断熱の場合も多いのが実情です。


どうしたら断熱不足を解消し、冬暖かく、夏涼しい快適な住まいにできるのか?


断熱リフォームの方法と費用相場を紹介します。



窓の断熱リフォーム


手軽にできて効果が期待できるのが、窓の断熱です。


築20年超の家では、単板ガラスを使用していると思われます。


窓の断熱性を上げる方法としては、単板ガラスを複層ガラスに変えるか、内窓を設ける方法があります。


複層ガラスは、2枚または3枚のガラスの間の空気層が、断熱効果を発揮し、結露も防止できます。


又、内窓は既存の窓の内側にもう1枚サッシを設けて二重窓にするもので、2枚のガラスの間の空気層が断熱効果を発揮します。



~施工方法と費用の相場~


カバー工法


単板ガラス用サッシを複層ガラス用サッシに変えるには、カバー工法がよく行われます。


外壁を解体することなく、単板ガラス用サッシを複層ガラス用サッシに交換できる方法です。


カバー工法によるサッシ交換の一般的な費用相場(材料・工事費込み)


・腰高窓 約17万円~27万円


・掃き出し窓 約34万円~41万円


より断熱性の高いLow-E複層ガラスを用いると、腰高窓が約18万~28万円、掃き出し窓が約36万~43万円となります。



寒かった浴室の窓をカバー工法で複層ガラスの窓「かんたんマドリモ 断熱窓」に交換(写真提供/YKK AP)



内窓


内窓は既存のサッシの解体撤去費用がかからず、新規の設置費用のみなので工事費が安くなります。


内窓の般的な費用相場(材料・工事費込み)


・腰高窓 約7万5000~9万円


・掃き出し窓 約17万5000~20万円


より断熱性の高いLow-E複層ガラスを用いると、腰高窓が約9万5000~11万円、掃き出し窓が約22万5000~25万円となります。



かんたんマドリモ 内窓「プラマードU」(画像提供/YKK AP)


あわせて天井、壁、床の断熱リフォームを施工することでより高い断熱性能とすることが可能です。



断熱リフォームで電気代が最大8万円安くなる?


断熱リフォームで住まいの断熱性を向上させると、冷暖房の効きがよくなり、節約効果があります。


下図のように、古い無断熱の状態から現行の省エネ基準のレベルに断熱すると、エネルギー削減率は約5割。


電気代にして約8万円もお得になる計算です。



国土交通省「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」参照



★断熱リフォームでは補助金制度も活用できます。


電気代の高騰を防ぎ、快適な住環境へシフトできる断熱リフォームを検討してみてはいかがでしょうか?



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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