【欧米では一般的。日本でも需要が増えてきたシャワールーム】

今回は【欧米では一般的。日本でも需要が増えてきたシャワールーム】についてです。


欧米では一般的に普及しているシャワールームですが、湯船に浸かる習慣のある日本ではまだ一般的ではないものの、生活スタイルの多様化で近年需要が高まっています。


シャワールームの導入にかかるメリット・デメリットを紹介します。


まず、バスルームではなくシャワールームを設置するメリットには、設置費用の安さ・製品サイズの小ささ・掃除のお手軽さがあります。


シャワーだけでも十分という方や、バスタブに浸からない分、居住面積を有効的に活用したい方に嬉しいポイントをご紹介します。



~メリット~


★バスタブユニットより費用が安い


お風呂のリフォームで人気のユニットバスは、バスタブや洗面器とセットになっています。


しかし、シャワールームはシャワーのみとなっているため、製品全体の費用としてはシャワールームの方が安いです。


もともとバスタブに浸かる習慣があまりない人や、要介護者がいてお風呂の世話をするのが大変だからと簡易シャワーを考えている人など、シャワーを浴びられる環境があればOKという場合には嬉しいメリットといえます。



★掃除が比較的簡単


一般的なお風呂には、バスタブや洗面器などのパーツが多くあるため、ひとつひとつ掃除する必要があって大変です。


しかし、シャワールームはシャワー以外のパーツがなく、シャワールーム自体の構造もシンプルな形状のため、掃除が簡単です。


バスタブにお湯を張ることもないため、汚れも溜まりづらいメリットがあります。


専有面積自体もユニットバスと比べてシャワールームの方が狭く、利用後の換気にかかる時間も少ないです。


そのため、カビの発生も抑えることができ、シャワールーム内を衛生的に保つことができます。



~デメリット~


■住宅の状況によっては設置が難しい


戸建て住宅に住んでいる人の中には、築年数が20年、30年と長い人も多いでしょう。


築年数が長いほど、老朽化によって床の強度が足りず、シャワールームの設置が出来ない場合があります。


特に木造住宅の場合は、カビや腐食などの症状が見られやすく、設置できないケースも考えられます。


また、シャワールームの設置場所が給排水管から離れている場合、給排水管を希望の場所まで延ばす延長工事が必要になることもあります。


給排水管の延長工事も行う場合は、工事費用が追加になり、コストがかかる点にも要注意です。



■防水処理を徹底しないと漏水する可能性がある


シャワールームは水を使うものであるため、設置する際は防水処理を徹底したいところです。


シャワールームの部材の継ぎ目はもちろんのこと、設置したい湯かの防水処理もしておかないとシャワーの使用時に漏水する可能性があります。


設置時の防水処理だけでは不安という人は、シャワールーム設置リフォーム後のアフターフォローやメンテナンス補償のあるリフォーム業者を選ぶといざというときが起こっても安心です。



~シャワールームの設置方法~


シャワールームの設置には、在来工法とユニット工法の2種類の方法があります。


設置方法によって工事の規模や必要な製品が異なるため、これから解説する工法の特徴を踏まえて、どちらで設置するかを決めるのがおすすめです。



●ユニット工法


ユニット工法は、ユニットバスと同様に工場であらかじめ設計・加工してある部材(ユニット)を住宅まで運び、現場で組み立てて施工する工法です。


シャワールームのユニットは、壁と床が一体型になっているため隙間がなく、防水性に優れています。


2階以上の部屋にシャワールームを設置する際は、万が一の水漏れリスクを鑑みて在来工法よりもユニット工法を用いるケースが多いです。



●在来工法


在来工法は、シャワールームを設置したい場所を決めてから床となる下地を防水加工し、壁や床、タイルなどを使って設置する工法です。


シャワールームにしたい場所をあらかじめ決めておき、スペースにあわせて製品を購入するため、オーダーメイドのように個性のあるシャワールームへと仕上げることができます。


製品の規格におさまらないオリジナリティが出せる一方で、費用がユニット工法と比べて高くなる傾向があります。



~まとめ~


二世帯住宅で家族が多かったり、要介護者のお世話をしたり、シャワーで済ませたりする人にとっては便利なシャワールーム。


設置に必要なサイズや、リフォームにかかる費用の相場などを踏まえて、適切な場所への設置を検討するのがおススメです。


又、リフォームする際はシャワーの流れる音や漏水リスクも十分に考えて、アフターフォローが充実しているリフォーム業者を選びましょう。




愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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