増築と減築について

今回は増築減築についてです。


ポイント1:増築ではジョイント部分の接合と防水に注意


子どもの結婚など家族が増えることで手狭になった時には、床面積を増やすリフォームがあります。


これが増築と呼ばれるもので、階数や部屋数を増やすことです。


増築する床面積が10㎡を超える時には確認申請という手続きが必要となります。


また、避難経路の確保や延焼の問題などもクリアーしなければいけません。


忘れてはいけないのが、構造的な強度の確認です。


特に増築部と既存建物とのジョイント部分には雨仕舞など防水の検討が必要となります。


資産価値が上がるため、固定資産税が増えることもあるので、専門業者に確認しましょう!



ポイント2:減築では耐力壁の減少に注意


子どもが独立して部屋があまってしまうなどの理由から、床面積を減らすリフォームが減築と呼ばれるものです。


減らすための工事なので、申請は必要ないように思われがちですが、既存の建物が現在の法規に対して、合法でない場合などもあります。


そのため、関係機関の調査が必要となります。


特に耐力壁の減少には気を付けなければいけません


また、2階建てを平屋にするなど、外壁や屋根の工事を伴うことが多く、新規区分と既存建物との雨仕舞が重要となります。


このような部位では、あらかじめ納まりをしっかり検討しましょう!


減築に伴い、構造体の腐食やシロアリ被害などは問題ないかを工事業者に確認しましょう!