【賃貸物件のクロス貼り替え。今年は腰壁風にアレンジしてみませんか?】

今回は【賃貸物件のクロス貼り替え。今年は腰壁風にアレンジしてみませんか?】についてです。


賃貸物件のクロス貼り替え依頼がありました。


2年前に全面張り替えを行ったので、クロス自体は綺麗でした。


しかし、借主さんがペットを飼っていたこともあり、床から80cmぐらいまでの高さに目立つ傷が多数ありました。


オーナーさんが、部分的クロスの貼り替えを要望されましたので、腰下のみを貼り替えてボーダーを入れる提案をしたところ、OKをもらいました。



腰から下の部分は、ぶつかりやすく、傷みやすいのは間違いありません。


高級なクロスなどを採用するときは注意が必要です。


くつろげるはずの家が、やたらと気を遣うという破目になってしまうこともあります。


腰壁はペットがいるご家庭、お子さんがいるご家庭、車いすを使うご家庭には、ぜひ検討してみてほしいと思います。


ところでこの「貼り分けの高さ」ですが、一体何を基準に決められているのか、ご存じですか?


実は規定はありません。


経験上で多いのは80cm〜100cmというところ。


ネットで調べると、メーカーでは70cm~100㎝とも言ってたりします。


なので、実際の決めるポイントを3つご紹介します。


このポイントを抑えてみると、スムーズに張り分け高さが決められるはずです。


① 好みの高さにする


これをポイントといっていいのかはわかりませんが、読んで字のごとくですね。とてもシンプルな回答になってしまいますが、好きな高さにすればいいのです。



② 家具や窓などの高さに合わせる


多くの場合、キッチンの天板高さに合わせます。


他には、ドアの中心にしたり、目立ちやすい「家具」の高さに合わせて貼り分けると、横ラインがスッキリ見えます。


また、窓の高さに合わせて決めるのも一つの手です。


一般的な引き違い窓だと、床から80cm程の腰壁が多いです。


そのサイズに合わせることで統一性が出て、空間にメリハリが生まれます。



③ 材料の節約


実際には、この理由が最も大きいです。


日本は「尺貫法」という長さの考え方が根強く残っています。


特に建築業界では「何尺」や「何寸」と言った長さのものであふれています。


間取りの基本寸法で良く使われる「910mm」のマスの考え方も、「三尺(サンジャク)」であり「半間(ハンケン)」と言う考えから来ています。


そんな理由ににより、建築資材には910と言う寸法のものが多く、板材もクロス材も、石膏ボードもグラスウールもその規格に合わせて作られています。


つまり「腰高さを90cm以下にする」ということが、もっとも効率が良く、材料費も安く抑えられるということになるのです。



まとめ


腰壁に決まった基準はなし


周りのものに合わせるのもベター


コスパが良いのは90cm以下にすること



人それぞれの美的感覚ですので、いろいろなカタログを見たり、ネットで検索して、自分の「腰壁」を作ってみましょう!


木柄クロスを腰壁風に使用した例


2つのクロスの間には木枠を取り付けてあります。


こちらの木柄クロスは普通のデザインクロスですが、中には強度の優れたものもありますので、


幼稚園、保育園児や、ワンちゃんネコちゃんと一緒に暮らしているお部屋には、壁の下半分が傷つきにくくなるため、オススメです!



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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