【中古住宅の取引が増える背景。気を付けたい失敗例】 

今回は【中古住宅の取引が増える背景。気を付けたい失敗例】についてです。


中古住宅の取引が増える背景とそのメリット


近年、中古住宅を買う方が増えています。


下のグラフは首都圏の中古物件の成約数です。


この10年でマンションは約24%、一戸建は約33%伸びています。



※出典:東日本不動産流通機構


中古物件の取引が増える背景には、新築の価格上昇が挙げられます。


特にマンションは、都市部での供給が中心となったことや、建築コストの上昇などが重なり、この10年間で50~60%上昇しています。


また最近では住宅購入の中心である30~40代で、あえて中古を選ぶ人も増えています。


中古物件を選ぶもっとも大きなメリットは、新築に比べ価格が安いということです。



国土交通省の調査によると、新築と比較すると、マンションで約51%、一戸建では約24%も安いことがわかります。


新築購入価格


土地+注文住宅・・・4,606万円

マンション・・・4,639万円

一戸建・・・3,826万円



中古住宅


マンション ・・・2,263万円

一戸建・・・2,894万円


※出典:令和2年度(2020年度) 住宅市場動向調査(国土交通省)データ

中古住宅のもう一つの魅力は、リフォームで自分好みの間取りやデザインの住まいをつくれることです。


新築物件は多くの人に好まれる無難な間取りやデザインを取り入れていることが多く、個性的な住まいを求める人にはやや物足りなさを感じることもあります。


これ以外にも「現物を見てから買える」、「消費税がかからない(※1)」など多くのメリットがあり、初めて住宅を購入する人に人気が高まっているわけです。


※1 個人間での売買は非課税ですが、不動産会社が販売する中古物件には課税されます。


いいことばかりのように見える「中古+リフォーム」。


逆にありがちな失敗例も紹介します。



~購入後にリフォーム予算が足りなくなった~


物件購入後にリフォームのプランを進めたら、予算オーバーになってしまい、考えていたリフォームができなかったという失敗はよく起こります。


これは事前の資金計画が不十分だったことが原因です。



~思ったとおりのリフォームができなかった~


建物の構造上「抜くことができない壁」が購入後に発覚し、思ったような間取りにリフォームできなかった。


またマンション管理規約で、使用できる建材等の指定があり、プランを変更せざるを得なかった等のケースもよく見られます。


これは購入前の調査不足が原因です。



~住宅ローン減税が受けられなかった~


中古物件であれば、最大200万円の減税が受けられる「住宅ローン減税」。


購入後にこれが受けられないことがわかったというケースもよく耳にします。


中古物件で住宅ローン減税を受けるには築年数や耐震性などの要件をクリアしなければならず、購入前にしっかり確認することが重要です。


これも原因は事前の調査不足です。



いずれもしっかりとした事前調査不足によるものです。


後悔しない為にも、調査と計画は信頼できる専門家に相談しましょう!



愛知県一宮市を拠点に、愛知・岐阜・三重のエリアで塗装や内装、水回りのリフォーム、原状回復工事を承っています。


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